旅立ちのときを迎えました。

人として誕生し、こどもから大人に成長していく過程で

学ぶもの、新しく始まるもの、失くしてしまうもの、さまざまな日常を送っています。

「お忙しい毎日の中、ほっこり まったりとした時間を

サロンで過ごしていただけるといいな♪ 」という想いで営業をしています。



わたしが両手をひろげても、

お空はちっともとべないが、

とべる小鳥はわたしのように、

地面をはやくは走れない。



わたしがからだをゆすっても、

きれいな音はでないけど、

あの鳴るすずはわたしのように、

たくさんなうたは知らないよ。



すずと、小鳥と、それからわたし、

みんなちがって、みんないい。


引用 金子 みすゞ童謡集「 わたしと小鳥とすずと」


詩人 西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞された、
大正時代末期から昭和初期にかけ、26歳の若さでこの世を去るまで
512編もの詩を綴った金子 みすゞさんの詩です。

人間だけでなく生き物すべてに優しく知的。それでいて子供の視点で見た
多彩で聡明な詩の世界が感じられます。

東日本大震災後の復興を願うCMで、金子さんの「こだまでしょうか」がTVから流れ、
多くの被災者の方が勇気付けられたと報道されていました。
被災地のいち早い復興と皆様のご健康をお祈りいたします。


次号3月のつぶやきで「こだまでしょうか」をお届けします。