「秋深し」
今の季節を表す言葉を調べてみました。
「処暑の候」

二十四節気の第14節、
秋の節気は立秋(りっしゅう)、処暑(しょしょ)、白露(はくろ)、秋分(しゅうぶん)、
寒露(かんろ)、霜降(そうこう) となっており、処暑は秋2番目の節気です。
処暑(しょしょ)暑さが峠を越える頃、今年は8/23〜9/6頃といわれ、
昼間はまだ暑い日が続きますが、朝夕は涼しい風が吹きはじめ気持ちのよい天候になり、
暴風や大雨にみまわれる台風が発生する時期ですが農作物(イネや麦などの穀物)も収穫の時をを迎えます。
「二十四節気」→古代中国で農事を指導するために作られた暦
二十四節気は太陽の運行に基づいており
1年で最も昼の長い日を夏至(げし)1年で最も昼の短い日を冬至(とうじ)
夜の長さが同じ日を春分(しゅんぶん)秋分(しゅうぶん)とし、
この4つを春・夏・秋・冬の中心として決めた暦です。
春夏秋冬4つの季節をさらに24の「節気」に分け約15日とし、
その節気に3つの「候」を設け3×24「七十二候」約5日で1つの候に、
その季節の特徴を表す言葉がつけられました。
日本では平安時代から二十四節気を暦の中に取り入れてきました。
これだけでは日本の気候の説明には足りないので、「雑節」というものが設けられ、
雑節には、節分・彼岸・八十八夜・入梅・半夏生・土用・二百十日などがあります。
「七十二候」については江戸時代の天文暦学者・渋川春海が日本の気候に合わせて改訂し、
その後明治時代に「略本暦」として「七十二候」が大幅に変更されました。
現在使われている日本の七十二候は日付としての意味で使われています。
中国での二十四節気と今の日本の実際の季節感がずれる要因となっていますが、
私はもっぱら「日々を健康に過ごす為に食べる食材の旬(*ノωノ)」という認識でいます。
何を食べたら良いかはニュースや「今日の料理」「天気予報」等で教えて貰えます(笑) (*´Д`)
「白露の候」

9月に入ると秋分の日前日までをさす白露(はくろ今年は9/8〜9/22)秋3番目の候を迎えます。
秋の七草(萩、ススキ、葛、撫子、オミナエシ、フジバカマ、桔梗)が咲き始め、
スダチ、葡萄、無花果、梨、栗、松茸(きのこ)サンマなど秋を代表する食材が豊富になり、
燕、渡り鳥などが南の国に飛び立っていく季節を迎えます。
日中高温に温められた大気が夜中に冷えてきて、明け方草木に露がつくことが多くなることから
名付けられたこの時期は、夏から秋の季節の変化に人の体がついていけず体調をくずして
呼吸器系や胃腸、風邪などの病気にかかりやすい、そこで「多事之秋」という言葉が生まれたと言われています。
皆様、これから深まる秋を元気でお過ごしください。(*'ω'*)
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