化学染料ジアミンのこと

先日、ある客様が、
「ヘナには興味があるんだけど、ヘナを扱ってる美容室って、ジアミンの混ざったヘナが多いという話を聞く。」とおっしゃってました。
ハイ、確かにときどき耳にします(^_^;

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「ジアミン」とは・・・正式名が「PPDA=パラ・フェニレン・ジアミン」という「化学染料」の成分のことでです。

化学的=つまり、ケミカルな自然ではない染める材料ということです。
そして、このジアミンが、いわゆるヘアカラーの主成分です。

化学染料のジアミンは、少ない量で濃い色を出すことができます。
また、いくつか混ぜ合わせることでいろんな色を簡単に作れるます。
そのため、「ジアミン」無しの「カラーリング剤」は、有り得ないとまで言われてます。



さて、これがなぜヘナと関係があるかといいますと・・・

ヘナは、あくまで自然の原料ですから、カラー剤みたいに特定の好みにあわせた色には染められません。
そのため、ヘナにジアミンを混ぜ、発色させやすくしている場合があります。

ただ、美容院さん自身には、カラー剤を作る技術も工場もありませんので、やっているのはメーカー側です。
ですので、ヘナで希望の色が出るような言い方をしてるところは、ほぼジアミン入っています。
ジアミンではなくても、なんらかの化学的なケミカルな染料が入っています。

当店(アルベロ2)のヘナは、もちろんジアミンなどは入っていません。
そもそも、カラーのように好みの色に発色させようとは思ってないですしね(^_^;)
白髪だけ染めて、白が見えないようにしているだけです。

色の調整は、ジアミンではなく「インディゴ」という自然の植物染料を混ぜることで、黒味の色を調整しています。
ヘナの茶色(オレンジ)とインディゴの青を混ぜて、黒の度合いを調整しています。

ちみみに、インディゴで色調整をしていると言っている美容院さんは、広島ではまだ聞いたことが無いです。
インディゴ以外で色を調整、しかも明るいほうの色に調整しようとしたらジアミン入れるしかないです。



さらにちなみにですが、カラー剤は、黒色の髪にも色を付けていることが大きな違いです。

なぜかというと、黒色にはどんな色を塗っても黒色にしかなりません。
小学校時に、絵の具を混ぜて色を作ったと思いますが、黒の絵の具は何を混ぜても黒です。

なのに黒色の髪の毛が、明るい色になるのは、まず黒の色素を抜いて、色をつけているからです。
色素を抜くのも、ジアミンと同じく化学的なケミカルなものですので、カラー剤はダメージが大きいわけです。

たまにみかける和漢染めというのも、ナチュラルっぽい言い方にしてますが、
黒髪さえも色をキレイに扱える時点で、黒色を抜く化学的なケミカルな成分が入っているのは間違いないです。

当店(アルベロ2)が、黒髪には色はつきませんと、はっきり言っているのは、
ヘナとインディゴしか使っていないからなんです(^^)

ここまでのことが分かるまで、たどりつくのに大変長い時間がかかりましたが、
今は本当に良いヘナを探し続けて良かった思ってます(^^)



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